クーデターで15万人以上がタイへ避難

【ローカル】【社会】 2022810

 ミャンマー難民を支援する団体によると、昨年2月のクーデター以降1年半で、タイ領内に15万人以上が避難していることが明らかになった。Radio Free Asiaが8月9日に伝えた。

 発表によると、タイ領内に避難しているミャンマー国民は主に戦争難民だが、メディア関係者や逮捕状が出されている者、市民不服従運動(CDM)に参加した元兵士など、軍評議会による弾圧を逃れて避難している者も多いという。

 パアン大学2年の女子学生は、「日雇いの仕事で何とか生活している。不法入国しているためいつタイ警察に摘発されるか不安だ。身分を証明する書類がないのでアパートを借りることもできない」と窮状を訴えた。女子学生の弟は軍評議会から訴追され、禁錮12年の判決が出ているという。

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