スー・チー氏に対する独房収監、各方面から非難の声

【政治】 2022627

 アウン・サン・スー・チー国家顧問が6月22日に軟禁先の施設から刑務所敷地内の独房に移送されたことに関し、各方面から非難の声があがっている。Radio Free Asiaが6月26日に伝えた。

 国連のグテーレス事務総長の報道官は「スー・チー氏が独房に収監されたことを深く憂慮している。国連は、政治的意見の違いにより拘束されているすべての政治家の解放を要求していたが、今回の軍評議会の措置はこれに全く逆行するものだ」と厳しく批判した。

 米国国務省顧問のデレク・チョレット氏は「軍評議会がスー・チー氏を独房に収監したことを厳重に抗議する。ミャンマーは民主化の道に戻るべき」とコメントした。

 また、ミャンマーの人権団体である政治犯支援協会(AAPP)のトゥン・チー氏は「スー・チー氏が建国の父アウンサン将軍の娘であることを忘れてはならない。軍評議会がスー・チー氏を劣悪な環境に閉じ込めて、もし彼女の身に何か起きた場合には国民は黙っていない」とコメントした。

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