国境付近の難民キャンプで飲料水不足が深刻

【社会】 2022329

 隣国タイなどと国境を接するシャン州とカヤー州の難民キャンプで、飲料水不足が深刻化している。DVB Burmese Newsが3月28日に伝えた。

 ミャンマー国軍はシャン州とカヤー州の国境付近で空爆を繰り返しており、周辺30以上の村民らが避難を強いられている。ある難民の女性は「収入がないのできれいな水を買うことができない。また、薪や木炭が不足しているために川などの水を湧かすことも出来ずそのまま飲むしかない」と厳しい状況を訴えた。

 難民キャンプに飲料水などを寄付している慈善団体もあるが、ガソリン価格の高騰や難民キャンプの増加のため、ニーズを十分に満たすことが困難になっているという。

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