ASEANミャンマー問題特使、民主派勢力とは面会できずに帰国

【国際】【政治】 2022324

 ミャンマーを訪問していた東南アジア諸国連合(ASEAN)のミャンマー問題特使プラク・ソコン氏(カンボジア副首相兼外相)は3月23日、予定されていた日程を終え帰国した。軍評議会トップのミン・アウン・フライン総司令官や88年民主化運動指導者で国民党党首のコー・コー・ジー氏と会談を行った一方、民主派勢力の国民統一政府(NUG)関係者との面会は実現しなかった。

 特使は、カンボジアの首都プノンペンでの記者会見で「アウン・サン・スー・チー氏に近い関係者との面会を希望したが、実現できずに残念だ」と述べた。また、昨年4月に合意した暴力の即時停止など5つの項目で進展が見られないかぎり、ASEANの会議に軍のトップらを招かないという方針は維持すべきだという考えを示した。

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