ミャンマーの民主主義指数、ワースト2位で過去最低に

【国際】【政治】【社会】 2022214

 イギリスのエコノミスト誌の傘下にあるエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが世界167か国を対象に発表している「民主主義指数」の2021年版ランキングで、ミャンマーは167か国・地域中166位だった。前年の135位から大きく順位を落とし、2006年のランキング発表以降で過去最低となった。

 この民主主義指数は、選挙過程・多元主義、政府機能、政治的参加、政治的文化、市民の自由という5つの指標に従って点数をつけ、これをもとに「完全な民主国家」「欠陥のある民主国家」「混合型政権」「権威主義体制」に分類される。

 上位1~5位はノルウェー、ニュージーランド、フィンランド、スウェーデン、アイスランドの順で、下位5位は中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、北朝鮮、ミャンマー、アフガニスタンの順だった。EIUは下位圏ランキングに劇的な変化があったとし、ミャンマーとアフガニスタンは北朝鮮よりも低いランクになったとコメントした。

 日本は17位と前年より4つ順位を上げ、完全な民主国家として分類された。

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