タイに密入国のミャンマー人労働者4千人逮捕

【社会】 2022203

 在タイのミャンマー労働者支援協会は、2022年1月1日から31日までの1か月間に、密入国のミャンマー人出稼ぎ労働者4千人以上がタイ国内で逮捕されたと発表した。Radio Free Asiaが2月2日に伝えた。

 ミャンマーでは治安の悪化や経済停滞、内戦などにより就労機会がないため、隣国のタイに国境を越えて密入国するミャンマー人出稼ぎ労働者が急増している。2021年には、1年間でミャンマー人出稼ぎ労働者が6万人逮捕されたという。

 タイでは新型コロナウイルス感染防止の規制が緩和され、観光業やサービス業などが再開している。タイ商工会議所は労働者が80万人不足しているとして、タイ政府に対して外国人労働者を受け入れるように要求している。ミャンマー人労働者についても、40万人を受け入れる予定があるという。

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