「和平協議を」軍評議会トップが提案、武装勢力は拒否

【政治】 2022117

 軍評議会トップのミン・アウン・フライン国軍総司令官は1月15日、カヤー州に関して和平協議を提案したが、武装勢力側が拒否したことが明らかになった。

 Radio Free Asiaが伝えたもの。ミン・アウン・フライン国軍総司令官は、15日に開催されたカヤー州70周年記念の式典に寄せたメッセージの中で「和平を実現するために協議を再開したい」と呼びかけた。これに対し、少数民族武装勢力のカレンニー民族進歩党(KNPP)のクーデー・ニーヤー副事務局長は「国軍が一般市民を殺害し続けている現状では協議を行うつもりはない。我々は国民の側に立っている」とコメントした。

 カヤー州では、州都ロイコーを中心に国軍と地元の人民防衛隊との間で戦闘が激化している。

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