カチン州のヒスイ採掘場で土砂崩れ、80~100人が行方不明
【社会】
2021 年 12 月 23 日
ミャンマー北部のカチン州パーカン郡ターヤーゴン村で12月22日早朝、ヒスイ採掘場で大規模な土砂崩れが発生した。Radio Free Asiaが伝えたもので、採掘労働者など80~100人が行方不明になっている。
同ヒスイ採掘場は数年前から休業中で、採掘により高く積み上げらていれた大量の土砂が崩落したという。この土砂崩れにより、採掘労働者が50~70人、商人30人巻き込まれたと目撃者が証言した。労働者の大半は、重機などで採掘された後の土の中からヒスイを探し出す個人事業主とみられる。市民団体「カチン・ネットワーク開発基金」によると、80人以上が湖に転落したまま生存が確認できていないという。
カチン州のヒスイ採掘場では、違法採掘による崩落事故がたびたび発生しており、2015年と2020年にも大規模な土砂崩れが発生し、数百人規模の死者が発生している。
前の記事 : 国軍と人民防衛隊の戦闘が激化、ザガイン管区