ガソリン価格の高騰でタクシーのCNG化が進む

【社会】【経済】 20211119

 世界的な価格高騰を受け、ミャンマーでもガソリン価格の上昇に歯止めが掛からない。2月1日のレギュラーガソリン価格は1リッターあたり695Ks(およそ45円)だったが、現在は同1,500Ks(およそ97円)前後と2倍以上に高騰し、市民の生活を圧迫している。Radio Free Asiaが伝えた。

 これに伴い、車両をCNG(圧縮天然ガス)仕様に改造するタクシードライバーが増えているという。しかし、CNG供給スタンド数が限られており、燃料補充に3~5時間待つことも少なくない。

 あるドライバーは「以前は1日あたり40,000~50,000Ks(およそ2,600円~3,250円)を稼いでいた。今は乗客数が減っており、半分以下の15,000~25,000Ks(およそ970円~1,620円)しか稼げない」と語った。レンタル車両で営業しているタクシードライバーも多く、経費が捻出できないために自転車のフードデリバリーなどに鞍替えしているケースもあるという。

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