NUG、宝くじの収益で41万人のCDM参加者を支援

【政治】【社会】 2021825

 国民統一政府(NUG)の計画・財務・投資省ティン・トゥン・ナイン大臣は8月24日、15日に発売されたNUG主催の電子宝くじの収益により、41万人の市民不服従運動(CDM)参加者を支援すると明らかにした。Radio Free Asiaが同日伝えたもの。

 この宝くじは「夏の宝くじ」と名付けられ、1枚2,000Ks(およそ134円)で最低購入枚数は5枚。Wave Money、True Moneyなどのモバイル決済により販売された。最高賞金額は150万Ks(およそ10万円)で、収益の70%はCDM参加者の支援に、30%は賞金に充てられる。NUGによると、8月15日から20日までの5日間で25万枚が販売されたという。

 ティン・トゥン・ナイン大臣は会見で、この宝くじについて「国民の同意なしに統治者は存在できず、国民に受け入れられる組織だけが政府の機構を運営できることを示している」と述べた。

 一方、ミャンマー中央銀行のウィン・トー副総裁は「NUGは非合法組織であり、彼らが主催する宝くじも違法。関連するすべての金の動きを遮断し、関わった者は逮捕される」と警告した。

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