衆・参両議員とNUG閣僚がウェビナー、日本ミャンマー友好協会主催

【イベント/セミナー】【国際】【政治】 2021707

 一般社団法人日本ミャンマー友好協会(本部東京)は7月6日、ミャンマー国軍によるクーデターを非難する国会決議についてウェビナーを開催した。国民統一政府(NUG)国際協力省大臣のドクター・ササ氏らNUGの閣僚4名と、日本・ミャンマー友好議員連盟会長の逢沢一郎衆議院議員とミャンマーの民主化を支援する議員連盟事務局長の石橋通宏参議院議員がパネリストとして参加、議論が交わされた。

 ドクター・ササ大臣は、日本政府にNUGをミャンマー政府として認めることや、ODAの即時中止あるいは資金が国軍に流れない方策について支援を求めた。これに対して逢沢衆議院議員は、国民の代表である国会議員による決議は世界への強いメッセージになったと振り返り、NUGが正当な政府であるという主張について支持する考えを示した。

 パネルディスカッションでは、人道支援について国際機関を通じた支援やミャンマー国内のNGOに対する直接支援が検討された。石橋参議院議員からはミャンマー国内の現状は課題も多く、タイからのクロスボーダー方式を検討しているなどの発言があった。

 最後に、逢沢衆議院議員が「暴力ではなく、双方の話し合いによる解決を求める」と明言し、NUGとの交流継続を希望した。

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