警察隊の拷問で死亡した市民は22人、AAPPが発表

【社会】 2021614

 国軍によるクーデター以降の4か月間に警察隊の拷問により22人の市民が死亡したことがわかった。ミャンマー政治犯支援協会(AAPP)が6月11日に発表したもの。Radio Free Asiaが6月12日に伝えた。

 これによると、2月1日から6月10日までに警察隊の拷問により死亡した22人のうち、逮捕から24時間以内に13人、2日以内に4人、1週間以内に4人、2週間以内に1人が死亡している。遺族に遺体が引き渡されず、警察隊により焼却された犠牲者は3人いるという。

 2月1日から6月10日までに警察隊や国軍兵士の発砲などにより死亡した市民は861人、不当逮捕された市民は3,823人に上っている。逮捕状なしで罪状を知らされることなく不当に逮捕・拷問され死亡した市民の遺族は、被害を訴える先がなく泣き寝入りしている。

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