ミンタッ市民を保護するよう国連ミャンマー事務所が声明

【国際】 2021523

 チン州ミンタッ市内で国軍とチン州人民防衛隊(CDF)との戦闘が激化していることに関し、国連ミャンマー事務所はミャンマー国軍に対してミンタッ市民を保護するよう声明文を発表し要請した。Radio Free Asiaが5月21日に伝えた。

 声明文によると、国連ミャンマー事務所は 1.一般市民や公共の建物に被害が及ばないよう自制すること 2.市民を攻撃の標的にしないこと 3.必要以上の兵力を投入しないこと 4.避難しようとしている市民の移動を許可すること 5.負傷者を救護する活動や治療を妨害しないこと、などをミャンマー国軍に要請した。

 5月12日以降、国軍とチン州人民防衛隊(CDF)との戦闘が激化し、国軍がミンタッ市内に侵攻し国軍兵士による無差別発砲が行われているという。これにより女性や子どもを含む一般市民の犠牲者が発生しているとみられているが、実態はわかっていない。国連ミャンマー事務所はミンタッ市内の状況を憂慮している。

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