映画「アウンサン」、軍事政権が引き続き制作を継続

【社会】 2021518

 ミャンマー建国の父アウンサン将軍の生涯を描く映画「アウンサン」の制作が軍事政権下で引き続き行われることがわかった。Mizzima TVが5月17日に伝えた。

 軍事政権、文化・宗教省のコー・コー大臣、歴史学者、映画製作スタッフなどが5月16日に会議を行い、今後も映画の制作を継続することが確認されたという。同映画の監督は俳優のルー・ミン氏であるが、市民不服従運動(CDM)に参加しているとしてインセイン刑務所に投獄されている。

 映画「アウンサン」制作実行委員会はアウン・サン・スー・チー国家顧問が2012年に立ち上げ、2015年のアウンサン将軍生誕100年記念として公開される予定だったが製作が滞っている。ルー・ミン氏が2019年9月から監督に就任してから撮影が進み、進捗率80%のところで新型コロナウイルスの感染拡大により制作がストップした。

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