カチン州パーカンでガソリン小売価格が高騰

【社会】【経済】 2021501

 ヒスイの産出地として知られるミャンマー北部カチン州のパーカンで、ガソリンの小売価格が急上昇していることがわかった。Radio Free Asiaが4月30日に伝えたもの。パーカンは、2016年に重さ約170トンの世界最大級のヒスイ原石が発見されたことでも有名。

 地元住民によると、4月27日からガソリンや軽油の小売価格が急騰し、ガソリンは1ガロン(約4.54リットル)あたり20,000Ks(約1,400円)を超えているという。国軍とカチン民族独立軍(KIA)との戦闘が激しくなり、ガソリンの輸送が困難になっていることが原因とみられる。

 住民の一人は「ガソリンが不足しているためなのか閉まっているガソリンスタンドが多い。営業しているスタンドにはバイクに乗った人達が殺到している。ガソリン価格が今後も上がり続けるのではないかと不安に思っている」とコメントした。

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