【動画】「4月9日バゴー虐殺の日」犠牲者は83人、行方不明200人超

【政治】【社会】 2021411

 4月9日の早朝から開始された警察隊と国軍兵士による発砲と弾圧により、バゴー市内で少なくとも83人が死亡、200人以上が行方不明となっていることがわかった。Radio Free Asiaが4月10日に伝えた。

 市民の証言によると、4月9日の午前5時頃からバゴー市内のマガティッ、サンドードゥイン、モーガンの各地区において、大量に動員された警察隊と国軍兵士がデモ隊を急襲、土嚢などで築いたバリケードを破壊し、迫撃砲、機関銃、自動小銃などによる無差別攻撃で若者を中心に83人が死亡、バゴー市から避難した200人以上が行方不明となっている。

 遺体は国軍側によりパゴダや学校施設などに集められ、警察隊は遺体を引き取るために1人あたり12万Ks(およそ9,400円)を要求しているという。デモ隊の中心人物は「負傷者が大勢いるが、警察隊は負傷者の救護を許可せず、死者が増えている。今後もさらに増えるだろう」とコメントした。

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