ミャンマー向け紙幣用紙の輸出を停止、ドイツの印刷会社

【国際】【社会】【経済】 2021402

 ドイツ・ミュンヘンの印刷会社ギーゼッケ・デブリエント(Giesecke & Devrient)社がミャンマー向けの紙幣専用紙の輸出を停止したことがわかった。Radio Free Asiaが3月31日に伝えた。

 同社は、国軍によるクーデターが発生した2月1日以降もミャンマー紙幣の専用紙を輸出していたが、在ドイツミャンマー人や地元の人権団体から反発を受け、3月31日に輸出を停止すると声明文を発表した。

 ドイツ在住のあるミャンマー人は「紙幣専用紙がドイツから供給されていることを知り、抗議デモに参加した。紙幣の印刷は軍事政権を支援することになるため、断ち切らなければならないと立ち上がった」とコメントしている。

 同社はヨーロッパ有数の印刷会社で、ユーロ紙幣を印刷している。

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