ミャンマー政府、家庭用燃料としてLPG(液化石油ガス)の普及を強化へ

【政治】【社会】 20201228

 電力・エネルギー省のウイン・カイン大臣は、家庭用の燃料としてLPG(液化石油ガス)の普及を強化すると発表した。MYANMAR TIMESが伝えた。

 ミャンマー政府は、薪や炭、電気の消費を抑え、代替としてLPGの普及を促進している。現在、64万人がLPGを利用しているが、これを今年度に100万人まで普及させるとしている。これまでにLPG流通・販売ライセンスが2,741件、貯蔵ライセンスが8件、船による輸送ライセンスが17件許可されている。

 ミャンマー政府は、2016年に家庭用燃料として、2018年に車両用燃料としてLPGの流通・販売を許可した。LPGはガソリンよりも安く、CNG(圧縮天然ガス)よりも貯蔵スペースが節約できることから、電力需要の低減、木材資源の保護にも有効であるとみられている。

最新記事一覧