マンダレー管区モーゴゥで武装勢力による拉致監禁事件が相次ぐ

【ローカル】【社会】 20201222

 ルビーの産地として知られるマンダレー管区のモーゴゥで、少数民族武装勢力による拉致監禁事件が相次いでいることがわかった。ミャンマー国内の人権団体が発表したもの。MYANMAR TIMESが伝えた。

 人権団体の発表によると、12月4日にマンダレー管区モーゴゥ市内ショーリーワイン地区アウンチャンダー市場付近のサンピャー菓子店の店主(65歳)がタアウン民族解放軍(TNLA)の兵士とみられる集団によって拉致され、身代金を要求される事件などが相次いで発生している。10月にも10日間拉致監禁された女性のために3,400万Ksの身代金を支払い解放される事件もあったという。

 ミャンマー国内16の人権団体は、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とウィン・ミン大統領、ミン・アウン・フライン国軍最高司令官、米国、英国、中国政府の大使館に対し、これらの人権侵害が起きている現状を報告するとしている。

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