LNG運搬船がティラワ港に到着、火力発電所に燃料を供給

【社会】 20201208

 液化天然ガス(LNG)を積載した運搬船「CNTIC V-POWER GLOBAL」が、ヤンゴン港ティラワ埠頭に到着したことがわかった。電力・エネルギー省のソー・ミィン次官補が発表したもの。MYANMAR TIMESが伝えた。

 発表によると、同船は排水量3万6千トンでLNGを126,000立方メートル積載することが可能で、同船1隻で発電能力200MWの発電所が14日間使用するLNGを供給できるという。5月に続いて2回目の到着となった。

 来年暑季の電力需要のピークはミャンマー全国で5,000MWに達し、1,000MWの電力不足が発生するとみられている。政府はミャンマー全国で火力発電所を7か所建設しており、これらが完成すれば1,166MWが増強され、電力不足が解消されるという。

 建設中の火力発電所7か所と発電能力は、マグェー:66MW(稼働開始)、チャウピュー:150MW、タケタ:400MW、タンリン:350MW、チュンチャウン:20.5MW、アローン:151.5MW、シュエタウン:28MWとなっている。

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