天候不順と害虫被害で雨季米の作柄は不作に

【ローカル】【社会】【経済】 20201112

 雨季米の収穫期に入っているが、今年は天候不順と害虫被害のため作柄が不作となっていることがわかった。ミャンマー米協会が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 ミャンマー米協会のミョー・トゥーラ委員は「現在収穫が続いているため正確な数字は出せないが、昨年より作柄が不作であるのは確実だ」とコメントした。一方、ミャンマー農民発展協会のテイン・アウン会長は「エーヤワディ管区で田植えの時期に降水量が少なく収穫期に雨が続くという天候不順のため、昨年より20%不作となっている。また、バゴー管区では害虫が発生したため、不作となっている」とコメントした。

 エーヤワディ管区ミンラ郡のある農民は「18エーカーの農地で稲作を行っているが、今年の収穫量は昨年の半分しかない」とコメントした。作柄が不作となっていること、中国からくず米の需要が高まっていることなどから、現在農民からの籾の買い付け相場価格は100バスケットあたり50万Ksを超えており、昨年より3万Ks高くなっているという。

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