ミャンマーでレムデシビルを投与、45人中40人が回復

【新型コロナ】 20201104

 ミャンマーで新型コロナウイルス患者45人に対して抗ウイルス薬のレムデシビルを投与し治療したところ、効果があったことがわかった。保健・スポーツ省、ヤンゴン第1医科大学のモー・モー・サン教授が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、ヤンゴン市内南オカラッパ病院で新型コロナウイルスに感染し症状が出ている患者45人に対してレムデシビルを投与し治療を行ったところ、45人のうち40人が回復し退院した。一方、回復しなかった5人のうち2人は死亡した。5人には呼吸器系や腎臓などに元々疾患があったという。

 抗ウイルス薬のレムデシビルは米国の製薬会社が開発したもので、アメリカ国立衛生研究所は、患者の回復にかかる期間を短縮し重症化を防ぐ効果が期待できると発表した一方、世界保健機関(WHO)はほとんど効果がみられないと発表している。ミャンマーではレムデシビルの投与を9月24日から開始している。

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