ミャンマー政府、中央銀行から1兆3千億Ksを借り入れ

【政治】【経済】 2020527

 ミャンマー政府は、2019年度の予算としてミャンマー中央銀行から1兆3千億Ksを借り入れることがわかった。5月20日に行われた連邦議会で計画・財務・工業省のマウン・マウン・ウイン副大臣が議会に承認を求めたもの。7Day Dailyが伝えた。

 副大臣によると、2019年度の国家予算で6兆5千億Ksの財政赤字が見込まれ、その20%にあたる1兆3千億Ksについて国債を担保にミャンマー中央銀行から直接融資を受けるとした。残りの80%については民間銀行など大口投資家に国債を販売することで賄うとしている。

 2018年度の予算においても同様に20%を中央銀行から融資を受ける予定だったが、民間銀行側の資金計画に合致しなかったため、財政赤字額の27%を中央銀行からの直接融資で賄った。計画・財務・工業省の高官は、2020年度の国家予算では中央銀行からの融資額をゼロに抑えたいとしている。

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