中国で刑期終了のミャンマー人受刑者を引き渡し

【ローカル】【新型コロナ】【社会】 2020513

 中国政府は5月6日、刑期が終了したミャンマー人受刑者260人をミャンマー政府に引き渡したが、その中にコロナウイルスの発生源とみられる武漢市内の刑務所で服役していた受刑者が241人含まれていることがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 ミャンマー・中国国境の町ムセの郡管理委員会のトゥー・レイン議長は「ムセ国境ゲートにおいて中国側の担当者からミャンマー側の保健・スポーツ省と入国管理局の担当者に身柄が引き渡された。260人中、241人が武漢の刑務所に服役していたと聞いて驚いている。釈放された260人は3か月間コロナウイルス感染症の症状はなく、ウイルス陰性証明書も取得している」とコメントした。

 釈放された260人は各出身地に送還され、定められた施設で21日間隔離・健康観察を行い、さらに自宅で7日間の待機が命じられている。出身地はシャン州が126人でもっとも多く、その他はヤンゴン管区、マンダレー管区、ネピドー連邦領、マグェー管区、カチン州の出身者という。

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