ミャンマー縫製業、中国から原材料の輸入再開で危機回避

【経済】 2020311

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、中国から原材料の輸入がストップし苦境に陥っていたミャンマーの縫製業界は、経営危機を回避できる見込みとなったことがわかった。縫製業界の話を7Day Dailyが伝えたもの。

 1月末から縫製業の原材料である生地の輸入がストップし、ミャンマー全国にある縫製工場の経営が困難に陥っていた。一部の工場では操業停止や労働者削減を余儀なくされていたが、2月末になり中国側から原材料が供給され始めたという。

 ヤンゴン市郊外ラインターヤー工業団地の縫製業者は「空路や国境から原材料が届き始めている。これで何とか首の皮一枚でつながった。海上ルートではヤンゴン港での通関手続きに時間がかかっているので、政府は縫製業の保護のため手続きを迅速化してほしい。」とコメントした。

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