各国通貨が軒並み下落もミャンマー通貨のみ上昇

【マーケット】【経済】 2020219

 米ドル、中国人民元をはじめとする周辺各国の通貨が軒並み下落しているが、ミャンマー通貨のチャットのみが上昇していることがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 金融関係者の話によると、タイ・バーツは2019年10月のレートは1バーツ=52Ksだったが、2020年2月には45Ksに、中国人民元は2018年9月に1人民元=237Ksが2020年2月に205Ksに、シンガポール・ドルは2018年9月に1シンガポール・ドル=1,200Ksが2020年2月に1,050Ksに、米ドルは2018年12月に1米ドル=1,627Ksが2020年2月には1,438Ksにそれぞれ下落し、ミャンマー通貨のみが上昇しているという。

 金融関係者は「ミャンマー経済が発展しているためミャンマー通貨の価値が上がっているのではない。周辺各国の経済が低調であることと、最近の新型コロナウイルスの影響が大きい。ミャンマーと各国との貿易が落ち込んでいるため、手持ちのドルを売りに出す商人が増えており、さらにドル安チャット高になる傾向にある」とコメントした。

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