スイカ・メロンが中国に輸出できず生産者困窮

【経済】 2020212

 新型肺炎の流行が中国で拡大していることに伴い、ミャンマー産のスイカやメロンの中国向け輸出がストップし、生産者が苦境に立たされていることがわかった。ミャンマー・スイカ・メロン生産販売業協会のナイン・ウイン副会長が発表したものを7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、中国国境ムセの市場で中国側からの注文がストップしているという。例年であればスイカを満載した大型トラックが1日あたり500台到着しすぐに売りさばけるが、現在は1日に20台分も売れないという。

 ミャンマー中部にはスイカやメロンの生産農家が5万人いるが、収穫期を迎えたスイカやメロンの行き場を失っている。そのため、ミャンマー政府は中国向けのスイカやメロンをヤンゴン市で販売するために、政府所有の土地を無料で貸し出し販売できるよう許可した。また、トラックを利用した巡回販売も許可しているという。

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