ポーランドが廃棄物処理施設を建設へ、議会で借款を承認

【政治】【経済】 2020210

 ポーランド政府から5,000万ユーロ(およそ60億円)の借款を受け、ヤンゴン市郊外にゴミ・廃棄物処理施設を建設することがわかった。計画・財務・工業省のマウン・マウン・ウイン副大臣が発表したものをThe Daily Elevenが伝えた。

 これによると、廃棄物処理施設から発生する副産物のうち、天然ガス(30トン/日)はバスやタクシー、レンガ工場、食品製造工場に、液化炭酸ガス(40トン/日)は飲料水製造工場、生鮮食品の冷凍倉庫に、廃棄物固形燃料(RDF、180トン/日)はセメント工場、ボイラーを使用している工場などに供給され利用されるという。ポーランドから廃棄物処理施設を発注する案件は2019年12月17日に大統領から連邦議会に提出され、29人の議員が討論した後2020年1月31日に採決・承認された。

 ヤンゴン管区では1日に家庭ゴミが2,300~2,500トン、工業ゴミが150トン、病院から出されるゴミが2.4トン排出されており、現在のようにゴミを埋める方法では4年後に捨てる場所がなくなると言われている。

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