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2016年8月に発生した地震では、バガン古代文化遺産地域の3,000以上の遺跡のうち、389の仏塔が被害を受けた。宗教文化文化省によると、2016年8月に発生した地震により被害を受けたバガンパゴダの修復作業はほぼ完了したという。

ミャンマーの古都・バガンの世界遺産登録が決定

 ユネスコの世界遺産にミャンマー中部の古都バガンが登録されることが決定した。

 アゼルバイジャンの首都バクーで6月30日から開催されていた第43回ユネスコの世界遺産委員会において7月6日、「バガンの考古地域と記念建造物群」を世界遺産として登録することが決定した。バガンの世界遺産登録を目指し軍事政権時代の1995年に申請したが失敗に終わっており、24年越しの努力が実った形となった。

 今回の決定は、ミャンマーにとっては2014年に登録されたピュー時代の遺跡群(ティリーキッタヤー、ハンリン、ベィッタノー)に次いで2番目の世界遺産。2016年8月24日にミャンマー中部で発生した大地震により、バガン歴史文化ゾーンで389基の仏塔に被害が発生、世界遺産登録の作業に影響が出ることが懸念されていた。