国軍兵士による放火で村全体が焼失、マグェー管区

【ローカル】【社会】 2022516

 マグェー管区で、国軍兵士や国軍系の暴力グループ「ピューソーティー」の放火により、村全体が焼失したことが明らかになった。Radio Free Asiaが5月15日に伝えた。

 被害を受けたのは、マグェー管区ミャイン郡レッイェッマ村(約1,500世帯)で、5月14日に国軍兵士と「ピューソーティー」が共同で村の3か所を同時に放火した。火災は村全体に広がったという。

 住民は「5月13日から国軍兵士が村に駐屯しはじめた。その翌日の午後5時ごろから民家に火をつけて回っていた。家屋が密集しているので、村内すべての家屋が焼失したと思われる」述べた。また、村には国軍兵士が残留しており、帰郷して確認することが出来ないとの現状を明らかにした。

 民間団体「データ・フォー・ミャンマー」によると、昨年2月のクーデター以降に国軍などにより放火され焼失した民家は11,417にのぼる。一方、国軍は放火には一切関与していないとの立場を表明している。

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