軍評議会が陳謝、警察隊が日本大使館職員とJICA職員の自宅を捜索
【国際】【政治】
2021 年 7 月 06 日
軍評議会傘下の警察隊が、日本大使館職員とJICA職員の自宅に無理やり押し入り、家宅捜索を行っていたことが明らかになった。加藤勝信官房長官が7月5日に行った記者会見で発表したもの。Radio Free Asiaが同日伝えた。
これによると、4月17日に警察隊が日本大使館の職員とJICAの職員が居住しているコンドミニアムの部屋に対して鍵を壊し無理やり押し入り、家宅捜索が行われという。コンドミニアムの警備員らが監視カメラの記録を提出すると約束し侵入を制止したものの、受け入れなかった。部屋に押し入った警察隊員は日本人職員と家族に対して銃口を向けたとされている。
日本政府は、これら警察隊の行為は外交官の不逮捕特権と財産保護を保障するウイーン条約の規定に違反しているとして強く抗議していた。軍評議会は、今後このようなことが起きないよう再発防止を約束し、陳謝したという。
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