決算の時期がきましたね
毎年3月末は年度決算です。税務申告の期限日は6月末日となります。4月に入ると水祭り休み期間が始まりますが、その前に、税金の予納手続きを行う必要があります。ミャンマーの税法においては、決算の数字が確定していないこの時期に、予納額を仮計算、もしくは前期納税実績に基づき、税金を支払っておくという制度。年度末、バタバタします。
弊事務所では、1月~2月の帳簿が確定したら順次、残りの月の決算の予測を加味して、法人税等のシミュレーションを行うと同時に、次期の事業計画の再確認をすることを推奨しております。これは、日本国内のお客様においても同様です。
予納の大きな過払いや、予納税額の不足を防ぐために、決算金額のシミュレーションは非常に重要です。
ローカルの会計事務所において、未だに期限後の監査報告書の作成や税務申告といった慣例を取っている事例が見られますが、必ず罰金が加算されますので、全ての申告は期限内に行うこととしましょう。
さて、決算に関連して、少なくとも下記の点は、気を付けておきたいものです。
・次年度の商業税の納税登録カーターカー2の取得
・タックスペイヤー署名の登録
・各種税金の予測及び対策及び予納状況の確認
・支払い先からのカーターカー31の取得手配
・債権債務の整理(親子間・取引先間)
・キャピタルゲインの課税対象となる資産譲渡等の確認(廃棄資産もエビデンスを残す)
・来年度の事業計画の再確認
・印紙税の罰金適用の有無
・保存書類の確認
・実地棚卸(在庫、資産)
・現金等残高の実地確認
・SITにかかる年末調整
3月末は、年度末ですので、各資産の現物確認はとても重要です。棚卸、現金監査など、時間を取って行いましょう。
終わりに
原油の高騰により、各地で多大な影響が出ています。ミャンマーも例外ではありません。ここ数年間、常に困難と対峙しているミャンマービジネスですが、タフに乗り切っていきたいものですね。共に頑張って参りましょう。
(2026年4月号掲載)

執筆者プロフィール
若松裕子
Japan Outsourcing Service Co., Ltd.(税理士法人Right Hand Associates)ヤンゴン事務所長・税理士。
2014年よりミャンマー駐在。中小企業から上場企業、ミャンマー国内法人まで幅広く事業をサポート。趣味は坐禅。
