緊急撤去が必要な地震がれき250万トン 国連開発計画

【国際】【社会】 2025416

 国連開発計画(UNDP)は4月14日、3月28日にミャンマー中部で発生した大地震により、1万棟以上の住宅が深刻な被害を受け、少なくとも約250万トンのがれきが発生したとの報告を発表した。迅速な撤去作業が不可欠だとして、国際社会に支援を呼びかけている。

 報告によると、被災地には約160万棟の建物が存在すると推定され、その多くが大規模地震に耐えられない構造であると指摘。今後の余震や気象災害により、さらなる被害が生じる恐れがあると警鐘を鳴らした。

 現地では現在も約6万人が仮設避難所での生活を余儀なくされており、一部地域では気温40度近い猛暑や大雨の影響も出ている。しかし、多くの被災者は自宅の倒壊リスクや余震への不安から帰還をためらっているという。

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