丸山市郎前駐ミャンマー大使が講演、盛況裏に終了

【イベント/セミナー】【政治】 2025317

 一般社団法人日本ミャンマー友好協会(JMFA、本部:東京都新宿区、藤縄善朗会長)は3月16日、丸山市郎前駐ミャンマー大使による講演会を都内で開催した。

 丸山氏は、1962年のネ・ウイン国軍司令官によるクーデター以降、50年にわたり軍が国権を掌握していた歴史を振り返り、2021年2月のクーデターまでの経緯を外交官時代のエピソードを交え詳細に解説した。

 質疑応答では、在日ミャンマー人やミャンマー研究者から、ロヒンギャ問題やクーデター当時の日本政府の対応について幅広い質問が寄せられ、丸山氏は自身の見解を丁寧に説明した。また、ミャンマー軍内部の分裂の可能性について問われると、「軍に派閥は存在せず、一人一人が総司令官に忠誠を誓っているため、内部対立が生じる可能性は極めて低い」との認識を示した。

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