【動画】100万人以上に食糧支援が急務 ラカイン州
【ローカル】【社会】
2024 年 12 月 10 日
ミャンマー軍と少数民族武装組織アラカン軍(AA)の戦闘が激化しているラカイン州で、ロヒンギャを含む100万人以上の住民への食糧支援が急務となっている。
シットウェ、マウンドー、ファットーなどの郡区に設置された避難民キャンプでは、国際機関からの援助が途絶え、物資不足が深刻化しているという。あるボランティアグループの関係者は「住民たちは、残り少ないお米をお粥にして分け合う日々が続いている。このままでは1か月以内に餓死者が出る可能性が高い」と窮状を訴えた。
ラカイン州では、戦闘が始まる以前から医薬品や食糧の輸送が軍評議会(SAC)により制限され、物資不足が慢性化していた。経済的に余裕のある一部の市民はヤンゴンやエーヤワディ管区などの比較的安全な地域に移住したものの、多くの市民はAAが実効支配する地域への避難を余儀なくされている。
© Radio Free Asia(動画に日本語の解説はありません)
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