ミャンマー軍の攻撃で1か月間に市民80人死亡

【政治】【社会】 20241205

 ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会(AAPP)」は12月3日、ミャンマー軍や関連組織の攻撃により、11月に市民80人が死亡したと発表した。AAPPによると、空爆で41人、重火器による砲撃で21人が犠牲になったという。

 地域別では、ミャンマー軍と少数民族武装組織アラカン軍(AA)の戦闘が激化しているラカイン州が21人で最多、次いでザガイン管区で18人の死亡が確認された。また、犠牲者には子ども20人と女性34人が含まれ、民間人への被害が深刻化している。

 AAPPの最新報告(12月3日現在)によると、2021年2月のクーデター以降にミャンマー軍や警察隊により殺害された市民の総数は6,007人で、21,192人が刑務所や軍施設などで不当に拘束されているという。

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