ミャンマー、1,300万人以上が食糧不足に直面

【国際】【社会】 20241105

 国連世界食糧計画(WFP)と欧州連合(EU)は11月1日、ミャンマーの人口の約4分の1にあたる1,300万人が食糧不足に陥り、270万人が深刻な食糧危機に直面していると発表した。

 WFPによると、ミャンマーでは紛争や気候変動による被害、インフレの影響で食糧不足が深刻化。2023年と比較して物価は50%上昇し、避難民は全土で340万人まで増加しているという。

 WFPミャンマー代表のパオロ・マッテオ氏は、EUがWFPに対して130万米ドル(およそ1億9,800万円)を拠出したことを明らかにした上で、「2024年には今回の追加資金を含む総額800万米ドル(およそ12億1,800万円)の支援を行い、200万人以上のミャンマー国民に対して食糧支援を実施する」と表明。支援を最も必要とされる人々に確実に届くよう、ボランティアグループや非政府組織(NGO)と協力体制を強化する方針を示した。

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