徴兵を恐れた帰省途中の若者、100人以上拘束される

【政治】【社会】 2024227

 ヤンゴン市郊外からラカイン州に帰省しようとした若者100人以上が検問所で拘束され、軍施設に収容されたことが明らかになった。

 ラカイン州の民間団体によると、ラカイン州ミェーボン、ミンピャー、ミャウウー、チャウトー出身の若者100人以上が2月20日、3台のバスに分乗しヤンゴンのアウンミンガラー長距離バスターミナルを出発したが、ヤンゴン市郊外の検問所で拘束された。現在はラインタヤー郡区の軍施設に収容されているという。

 若者らはヤンゴン市郊外の縫製工場や製靴工場などに勤務していた出稼ぎ労働者で、徴兵を恐れ故郷に帰省しようとしていた。2月26日現在、若者らとは一切連絡が取れていない。

 ラカイン州のパウトー、ミンピャー、ミャウウー、チャウトー、ミェーボン、タウンピョー、チン州のパラワの7都市は少数民族武装組織のアラカン軍(AA)が統治しており、ラカイン出身者にとって安全な地域と言われている。

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