ミャンマー、世界最大のアヘン生産国に 国連

【国際】【社会】 20231213

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は12月12日、ミャンマーがアフガニスタンに代わり世界最大のアヘン生産国になったと発表した。これまで最大だったアフガニスタンの生産量が、イスラム主義組織タリバン暫定政権による取り締まりで激減したためとみられる。

 UNODCによると、ミャンマーにおける2023年のアヘン生産量は1,080トンで、前年の790トンから大幅に増加した。また、ケシの栽培面積も99,000エーカー(およそ400平方k㎡)から116,000エーカー(およそ469平方k㎡)に拡大したという。

 UNODC東南アジア・太平洋事務所のジェレミー・ダグラス代表は、「2021年のクーデター以降、国内の治安不安定やミャンマー軍と少数民族武装勢力との戦闘が拡大していることからアヘンの生産量が拡大した。今後もさらに増えるのは確実だ」とコメントした。

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