公定レート切り下げ 実勢相場が2,800Ks超え

【マーケット】【政治】【経済】 2022815

 軍評議会傘下のミャンマー中央銀行が8月8日から公定レートを1米ドル=2,100Ksに切り下げたことに伴い、実勢レートもドル高チャット安が進行している。DVB Burmese Newsが8月12日に伝えた。

 ヤンゴン市内の両替商によると、8月12日午前の実勢レートは1米ドル=2,700Ksだったが、午後には2,800Ksを超えた。また、国内通貨チャットの価値が急激に低下している事に伴い、市民は金を購入するためゴールドショップに殺到しているという。

 ヤンゴン管区金業協会が設定した金相場価格は1ビス(16.5g)あたり2,088,000Ks(およそ132,000円)だが、闇価格は2,600,000Ks(およそ164,500円)まで高騰している。

 昨年2月のクーデター以前に1米ドル=1,300Ks前後で安定していたチャットの価値は、この1年半で半分以下に下落している。

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