国際NGOが軍評議会を承認したような表記 国内団体が抗議

【国際】【政治】 2022815

 国際NGOの12団体が軍評議会トップに対して公開書簡を送付したが、その中に軍評議会を承認したかのような表記が見られたため、国内386団体が抗議したことが明らかになった。Radio Free Asiaが8月13日に伝えた。

 セーブ・ザ・チルドレン、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、アムネスティ・インターナショナルなど国際NGOの12団体は、軍評議会トップのミン・アウン・フライン総司令官に対して子どもの教育を受ける機会を保障することを求める書簡を送付したが、書簡にミン・アウン・フライン総司令官を連邦政府首相、ワナ・マウン・ルイン氏を外務大臣と表記されていたという。

 これに対してミャンマー国内の386団体は「ミャンマー国民が不当な軍評議会に抵抗して闘っているときに、このような表記はミャンマー国民を愚弄していることになる。このような書簡は国民統一政府(NUG)に対して提出すべきだ」と批判した。

 ヒューマン・ライツ・ウォッチの代表者は不適切な表記を認め、謝罪のコメントを発表した。

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