非常事態宣言 2023年1月末まで半年延長

【政治】 2022801

 軍評議会は7月31日、昨年2月に発出した「非常事態宣言」をさらに6か月延長した。Radio Free Asiaが伝えた。

 軍評議会は2021年2月1日に非常事態を宣言し全権を掌握した。その1年後の2022年1月31日に6か月延長し、7月31日(今回)に2回目となる延長を決定した。2008年憲法の規定により軍評議会による統治は2023年1月31日に終了し、その後6か月以内に総選挙が行われ、選挙に勝利した政党に政権が委譲される。

 政治評論家は「次回の総選挙では国軍にとって都合の良い政党が勝利し、国軍関係者が大統領となるだろう。つまり、ミン・アウン・フライン総司令官が大統領になると予想される」とコメントした。

 また、国民統一政府(NLD)中央委員会は「2023年に総選挙を強行に実施しても政治的な問題解決にはならず、国内紛争をさらに長引かせる。違法なことや不正を助長するだけだ」と発表している。

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