「2008年憲法を廃止し新憲法を起草すべき」アラカン戦線党が提案

【政治】 2022704

 ラカイン州の政治政党アラカン戦線党(AFP)は、「アウン・サン・スー・チー氏を解放した上で、2008年憲法を廃止し新憲法を起草すべき」と提案した。Radio Free Asiaが7月3日に伝えた。

 同党は7月1日、ASEANミャンマー問題特使のプラク・ソコン氏と会談した際「2008年憲法が民主化への足かせとなっているため、これを廃止し新憲法を起草すべきだ」と述べ、「このプロセスにアウン・サン・スー・チー氏を参加させるべきで、軍評議会は早急にアウン・サン・スー・チー氏を解放しなければならない」と提案した。

 AFPのチョー・ゾー・ウー報道官は「全土停戦協定は効果が見られない。すべての少数民族武装グループと国民統一政府(NUG)が参加する協議の枠組みが必要だ」とコメント。欧米のミャンマーに対するアプローチは間違っており、軍評議会の立場も考慮することが必要だと指摘した。

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