「軍評議会の経済政策は社会主義的な統制経済」専門家が苦言

【経済】 2022627

 ミャンマーのエコノミストは、軍評議会の経済政策は社会主義的統制経済であると分析した。DVB Burmese Newsが6月24日に伝えた。

 軍評議会トップのミン・アウン・フライン総司令官が6月17日に、軍評議会の統治により貿易収支が赤字から11億4千万米ドル(およそ1,540億円)の黒字に転換したと自画自賛したことに対し、経済専門家は「貿易黒字に転換したと言っているが、輸入を制限しているからに過ぎない。輸入ライセンスの発行を停止しているために貿易が停滞している。これは自由経済でもなく市場経済でもない。社会主義的な統制経済だ」と切り捨てた。

 その上で、統制経済になると密輸や闇市場が発達し、一般市民は困窮すると指摘した。

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