軍評議会、ミャンマー民主派元議員らの死刑執行を承認

【政治】 2022606

 軍評議会・情報省の副大臣で報道官のゾー・ミン・トゥン少将は6月3日、国民民主連盟(NLD)の元議員と著名な政治活動家ら4人に対する死刑執行を承認したことを明らかにした。AFP通信の取材に答えたものをThe Irrawaddyが報じた。

 死刑の執行が決まったのは、軟禁中のアウン・サン・スー・チー国家顧問が率いるNLDの元議員ピョー・ゼヤ・トー氏と民主活動家のチョー・ミン・ユ氏ら4名。国軍が設置した軍事法廷が「テロ行為」に関わったとして今年1月に死刑判決を言い渡していた。

 ゾー・ミン・トゥン報道官は、刑務所の手続きに従って絞首刑になると説明した。日程は未定。

 実際に刑が執行されれば、ミャンマーでの死刑執行は1990年以来。また、政治犯としては1976年以来46年ぶりとなる。

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