燃料価格の高騰でボランティア活動にも影響

【社会】 2022603

 ミャンマー国内における燃料価格の高騰により、支援が必要な国民へのボランティア団体の活動にも影響が出ている。DVB Burmese Newsが6月2日に伝えた。

 調べによると、6月1日にヤンゴン市内におけるガソリン小売価格は、1リッターあたりレギュラー:2,200Ks(およそ155円)、ハイオク:2,350Ks(およそ166円)、軽油:2,300Ks(およそ162円)、プレミアム軽油:2,350Ks(およそ166円)となっている。

 活動中のボランティアは「給油量が制限され、価格も高騰しており必要なガソリン量が購入できない。支援先への移動もままならない」とコメントした。物価高騰や市民の収入減少により寄付自体も減少しており、支援活動にも大きな影響が出ているという。

 ミャンマー石油製品輸入・流通・販売業協会(MPTA)はガソリン3万トンの備蓄を放出、石油輸入流通監視委員会も燃料不足と価格安定のための対策に取り組んでいると発表したが、世界的な原油価格の高騰もあり、混乱に歯止めが掛かっていない。

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