ミャンマーで淡水魚の輸出が増加、35か国向けに

【経済】 2022304

 ミャンマーでガタラウと呼ばれる淡水魚(ジギョ=Tenualosa)の養殖が盛んになり、35か国向けに輸出されていることが明らかになった。国営新聞Myanma Alinnが3月4日に伝えた。

 漁業局の発表によると、ガタラウはミャンマー国内22か所の冷凍倉庫で加工され、主に中国、サウジアラビア、インド、米国、UAEに向けて毎年10,000~13,000トンが輸出されている。

 ガタラウは淡水と海水が混在する汽水域に生息し、サケ、マスと同様に産卵のために海から川に遡上する生態がある。最大生産国はバングラデシュで世界生産量の85%を占めており、ミャンマーの生産量は全体の3%程度に過ぎない。最大消費国はインドで、すでにミャンマー産のガタラウがインド市場で認知されているため、今後ミャンマーにおける増産が期待されている。

ジギョ(Tenualosa)

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