車両8台が焼かれ女性や子供ら38人の焼死体が見つかる

【政治】【社会】 20211227

 カヤー州パルーソー郡で12月24日、バスや乗用車など8台が焼かれ、車両の中に38人の焼死体が発見された。Radio Free Asiaが伝えた。

 調べによると、24日にカヤー州パルーソー郡モーソー村で国軍とカレンニー民族防衛隊(KNDF)、人民防衛隊(PDF)との間で戦闘が発生し、多くの住民が周辺の村に避難した。焼かれた8台の車両には女性や子供などの避難民が乗車していたとみられるが、遺体の損傷が激しく身元は判明していない。

 クリスマス休暇でヤンゴンに帰省しようとした国際NGOの「セーブ・ザ・チルドレン」のスタッフ二人が巻き込まれたとの情報もある。同NGOは「罪のない市民や援助関係者への攻撃は決して容認できない」と非難した。

 軍評議会は、車両にはカレンニー民族防衛隊(KNDF)、人民防衛隊(PDF)の隊員が乗車し、検問における制止を無視して通過したため銃撃戦に発展したと主張している。

最新記事一覧