新型コロナワクチン、COVAXからのミャンマー供給はゼロ

【国際】【新型コロナ】 20211007

 世界保健機関(WHO)、GAVIアライアンス、UNICEFなどで構成されるCOVAXの枠組みにより開発途上国に新型コロナウイルス用のワクチンが供給されているが、ミャンマーに対しては一度も供給されていないことが明らかになった。軍評議会・保健省が発表したものをRadio Free Asiaが10月6日に伝えた。

 9月30日にWHO、GAVIアライアンス、UNICEFが合同で行った発表によると、ミャンマーに対しては620万回分のワクチンが割り当てられたとレポートに記載された。しかし、実際には一度もワクチンが供給されていないという。

 軍評議会のゾー・ミン・トゥン少将は「620万回分のワクチンがミャンマーに供給されたように書かれているが、実際には届いていない。ファイザー製ワクチンを404万8,200回分、中国Sinovac製ワクチンを224万2,800回分供給されることになっているが、一度も届いていない。他の開発途上国へは円滑に供給されている」と説明した。

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