国連安保理の緊急会合、一致した対応は取れず

【国際】 2021401

 ミャンマー国軍による抗議デモ弾圧を受け、国連安全保障理事会は3月31日に緊急会合を開催した。Radio Free Asiaが3月31日に伝えた。

 英国の要請により非公開で開催された会合では、冒頭にミャンマー問題を担当するバーグナー特使が「大虐殺が近づいており、最悪の事態を避けるべきだ」と述べ、安保理の結束を求めた。武器の禁輸などの制裁を含むさらなる措置について意見が交わされたが、中国の張軍国連大使は「一方的な圧力や制裁は情勢を複雑にするだけだ」と発言し、法の支配ができるだけ早く回復することを望んでいるとの立場を示した。

 この日も欧米と中国の溝は埋まらず、安保理は一致した対応を取れなかった。

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